エコ印刷の発注方法を考える

エコ印刷の取り組みの進め方について考えてみます。
印刷物の環境対応は、これまで中心だった再生紙の採用だけでなく、森林認証紙などの新しい環境配慮用紙、インキ、製造方法、リサイクル対応等多岐に渡り、できれば環境にいいものにしたいが、どうしたらいいのか分からないといったお悩みを抱えている皆さんも多いようです。

当研究会にもどんな仕様にしたらいいのか、どのようが環境配慮表示が適切かといったご相談も寄せられています。

印刷物は、文具・事務用品など既製品を購入するものとは違い、その都度どのような印刷物にするか、仕様を決め製造するものです。

実際の制作にあたっては、大まかな要望を伝え、専門的な細かい部分は印刷会社の担当者に任せているというケースが多く、例えば、用紙やインキの商品名まで逐一指定することは稀ではないでしょうか。

こうした中で、環境配慮の意思を盛り込み、グリーン購入を行うのは、印刷会社の対応能力や担当者のエコ印刷知識に左右される面も大きく、なかなか難しいのが実際のところです。

印刷発注のエコ化を促進するため、グリーン購入ネットワークでは、「グリーン購入仕様書作成支援ソフト」を作成し公開しています。


WEB上で必要な情報を入力・選択していくことで、印刷物の発注仕様書が作成できるものです。必要事項の入力の際、環境配慮のポイントも合わせて表示されますので、どのように選べばいいかがわかりやすくなっています。

ただ、実際の運用にあたっては、記入項目も多く、定期的な注文など、日々繰り返す発注業務の全てに適用するのは現実的ではないかもしれません。

印刷の仕様書作りは従来通り印刷会社との共同作業として、環境対応の部分のみしっかり指示したいという意見もあるでしょう。

新潟県印刷工業組合では、印刷物の環境情報を1枚にまとめた「製品環境情報シート」を公開しています。


これは、業界団体の作成したもので、印刷会社が製品の環境情報をお客様に伝えるためのものですが、逆に、印刷物を発注する立場から、エコ印刷の要求仕様を簡単にまとめたチェックシートのようなものがあれば、スムーズにエコ印刷の取り組みを広げられるのではないでしょうか。

こうした観点からエコ印刷研究会では「エコ印刷チェックシート」の作成を進めています。皆さんのご意見を伺って使いやすいものしていきたいと思っています。ご協力お願いいたします。

(2008年10月10日)