[印刷実例研究] ギフトカタログ

ギフトカタログの印刷仕様調査結果(概要版)です。
デパート15点、スーパーマーケット12点、コンビニエンスストア8点、その他3点の計38点について調査を行いました。以下、調査レポートより、用紙・インキの4年間の比較部分を抜粋しました。

用紙

2009 ギフトカタログ 用紙
2007年までとそれ以降とで大きく変化しています。特に2006年に20%、2007年に15%あった古紙パルプ配合率100%再生紙がそれ以降皆無となり、その他の再生紙も激減しています。
再生紙問題が大きく影響したものと考えられて、その後も信頼回復に至っていないこと、中でも再生紙の役割が大きい印刷物だったことが伺えます。

なお、その他の分野、環境報告書やIRレポート当では急伸が顕著だったFSC森林認証紙についても、ギフトカタログでは伸びがみられません。

インキ

2009 ギフトカタログ インキインキについても2007年までとそれ以降とで一変しています。その他の分野ではみられたノンVOCインキは4年間通じてみられませんでした。これは大量製造のためオフセット輪転印刷によるものが多いことからとも考えられます(オフセット輪転印刷では、ノンVOCインキは普及していません)

古紙リサイクル対応

多くはありませんでしたが、ノーカーボン紙(複写紙)、表紙のラミネート加工など紙へのリサイクルを阻害する資材・加工が使用されているものがありました。また古紙リサイクル案内・識別表示を行っているものは皆無でした。

ギフトカタログの多くは使用期限が定められており、ワンシーズンのみ使用され、その後は全て処分される短期使用型印刷物の代表例ともいえます。資源循環の促進、古紙リサイクル対応が強く求められます。今後の取り組み推進を期待したいと思います。

(2009年11月19日)