| 概要 | 環境問題の深刻化、環境偽装問題、経済状況の悪化など大きな変化の中、エコ印刷の取り組みも大きな転機を迎えています。どのような変化があり、どういった対応が必要かなど2009年の展望をお伝えします。 |
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| 内容 |
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| 開催日時 | 平成21年1月20日(火) 13:30~16:30 |
| 会場 |
環境パートナーシップオフィス EPO会議室 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F 地下鉄表参道駅(徒歩5分)/JR渋谷駅(徒歩10分) ※これまでの日本教育会館ではございません。ご注意ください。 |
| 参加費 (資料代) |
3,000円(1名様につき) |
| 講師 | 寺田 勝昭 氏 (P&Eマネジメント代表) 奥山 淳 (エコ印刷研究会事務局) |
| ご案内 (PDF版) |
セミナーの模様
「コピー用紙」「役務:印刷」に関わる基準等の見直し状況について
第一部では、大幅な改正となるグリーン購入法ガイドライン「コピー用紙」「役務:印刷」の内容について、環境省総合環境政策局 佐藤仁泉様よりご説明いただきました。
今回コピー用紙では、紙の環境基準として初めて総合評価方式が導入されました。古紙偽装問題を踏まえた再発防止や偽装の原因となった問題の解決、また消費者に環境価値の大小を分かりやすく伝えることを目的としています。具体的には古紙パルプ、森林認証パルプなど「パルプの組成」をベースに加点項目として「白色度」「坪量」を点数化し、それぞれの合計値が80点以上のものを適合製品とするというものです(平成21年度は経過措置として70点以上)。
具体的な総合評価点の例などを交え、制度の意図や検討課題などをご説明いただきました。
今後、コピー用紙での適合製品の供給状況、市場動向などを踏まえ、印刷用紙・情報用紙への拡大も検討される予定です。
また、役務の印刷では、古紙リサイクル対応の強化が大きなポイントです。古紙リサイクルに適した資材のみを使用し、その内容について「紙へリサイクル可」などと表示することで、印刷物から印刷物へのリサイクルを推進することを目指しています。
その他VOC発生抑制などの配慮事項も改正されます。
エコ印刷研究会「2009年エコ印刷の展望」
第二部は、エコ印刷研究会事務局 奥山 淳より、「2009年エコ印刷の展望」と題して、大きな変化を迎えている印刷物の環境配慮についてご紹介しました。
2009年早々にも環境偽装問題、森林保全の取り組み強化などを踏まえ、現在行われているグリーン購入法、グリーンネットワーク、エコマークなどの各種基準・ガイドラインの検討内容がまとまり改正される見込みです。グリーン購入法は政府の基準ではありますが、民間への波及も予想され、これらの対応が欠かせないものとなります。特に、古紙パルプの一層の活用に加え、バージンパルプの環境配慮、古紙リサイクル対応が大きなポイントになります。
古紙パルプとバージンパルプの環境配慮については、環境影響をどのように評価するかに加え、古紙パルプは実配合率での最低配合率保証、バージンパルプはクレジット制と異なる仕組みを持つ状況で、購入基準をどう設定するか、印刷物への環境表示をどう行うかなどを検討していくことが必要となります。そうした面では、グリーン購入法の「コピー用紙」の基準がいち早く総合評価方式を導入した点が注目されます。今後印刷用紙への展開も検討される予定ですので、積極的な対応が重要となってきます。
あわせて環境偽装対策として、第三者認証などよる担保力の高い資材の選定や、証明書の提出を求めるなど確認の強化が求められる状況です。
古紙リサイクルの推進という面では、グリーン購入法の大きな改正によって、古紙再生に適した資材の選定とその表示が大きな流れとなることが予想されます。印刷資材の古紙リサイクル適性を段階評価し、紙(用紙)にリサイクルできる資材のみで印刷物を作成し、それを識別表示することで、古紙の分別などに役立て、いい紙になる古紙を増やすことができます。
その他、今年も地球温暖化対策については、カーボンフットプリント商品の流通、排出量取引の試行開始など、一層注目が高まることは間違いありません。印刷物についてもこれまで以上の対応が必要となります。
また、説明の後、株式会社T&K TOKA 杉本様より「ライスインキ」を紹介いただきました。ライスインキは米ぬかから抽出した米ぬか油を使ったインキで、VOC排出は大豆油インキと同程度、未利用材の活用ともなり、また国内資源であることから海外から輸入される大豆油に比べ、輸送マイレージが小さくて済むなど、今後注目のインキです。
エコ印刷研究会「新聞折込チラシ」印刷仕様調査レポート
最後に実例研究として「新聞折込チラシ」の環境配慮状況について事務局野地よりご報告しました。これまでの調査と同様に環境配慮表示の低下が目立ちましたが、一方で森林認証紙が登場するなどの展開もありました。
注目のポイントは、再生紙使用マーク(Rマーク)が見られなくなった点です。再生紙の広がりに大きく貢献したRマークですが、再生紙偽装問題以降、大きく縮小し、印刷発注者に求められる環境マークではなくなりつつあるのが現状のようです。実際にスーパー・百貨店のチラシ124点中41点で再生紙が使用されていましたが、全て文章による説明で、マーク表示は皆無でした。第三者が関与するなど担保力の高い確かな用紙マークが必要とされているといえます。






