よくある質問
Q.エコ印刷にすると、コストアップすると言われたのですが・・・・・。
A.エコ印刷にすると要望する内容に対応できない印刷所では、対応できる印刷所に外注することとなるため、外注費分が「コストアップ」してしまうことが考えられます。
よって、最初から対応できる印刷所に依頼することで、外注費相当のコストアップは生じないものと考えられます。なお、印刷後の機械を溶剤洗浄ではなく水洗浄可能な「W2インキ」を用いる場合、現状ではコスト増の要因となります
Q.エコ印刷にすると、その分日数がかかり、納品期日が延長すると言われたのです が・・・・・。
A.Q1同様、要望する内容に対応できない印刷所では、対応できる印刷所に外注することとなるため、その分、納品期日が延長されることが考えられます。
よって、最初から対応できる印刷所に依頼することで、納品期日が延長されることは無くなると思われます。
Q.企画デザイン会社に環境配慮事項を伝えても理解されなかった。どうしたらよい?
A.企画デザイン会社では、印刷会社より環境配慮への取り組みが進んでいないようなので、依頼者の要望を理解できないことが多いようです。
印刷会社が環境配慮に取り組んでいるところであれば、印刷所の担当者も同席してもらうなど、発注者として事前にこちらの希望している環境配慮事項を伝えましょう。
Q.環境配慮は理解できますが、表示の必要性が分かりません。
A.印刷物発行に際し、企業の社会的責任のひとつである環境配慮を実施したにも関わらず、その配慮事項を印刷物に明示しなければ、印刷物を手に取る方に東武鉄道の印刷物に対する環境配慮の取り組みを理解してもらえません。
よって、取り組みの周知、アピールとして表示することが必要です。
また、利用者の方が処分する際の情報として、「リサイクル適正の識別表示」をすることも重要です。これは循環型社会での企業の社会的責任として、開示が必要な情報だからです。
Q.環境配慮情報の表示に関するルールには、どのようなものがある?
A. 紙、インキ、リサイクル適性、地球温暖化対策、印刷事業者の取り組み、環境ラベルの表示などについて、各々ガイドラインで基準およびマークが設定されています。
詳細は本誌(本編)2~3ページの印刷物発注の手引きのよく使われるマークを参照ください。
Q.印刷物(冊子)のデザイン上、環境配慮情報(マーク・説明文)を記載できない場合、 どうすればよい?
A.本来ならば直ぐに判別できる裏表紙に記載することが良いと思いますが、冊子内のどこかで表示することも考えられます。
なお、「リサイクル適性の識別表示」は、エコ印刷研究会のマークは四角いので小さく表示することが可能です。
Q.チラシ、リーフレットでは、本来必要な情報を圧縮・縮小することができず、環境 配慮マーク(説明文含む)を記載するスペースを捻出できないのですが・・・・・
A. 掲載内容については本来の目的が優先されますので、必ず環境配慮表示をしなければならないというものではありませんが、可能であれば表示することが望ましいです。
Q.掲出スペース上の制約がある場合、必要最低限として何を記載すべき?
A. 利用者の方が処分する際のことを考えると、「リサイクル適正の識別表示」が情報提供としては最も必要でしょう。
Q.環境配慮情報の説明文が長く感じられる時には、短文パターンにすることは可能?
A. 内容に誤りや誤解を与えないよう考慮したうえで、短文での説明も可能です。
Q.発注する際に、環境配慮項目について、発注先(企画デザイン会社や印刷会社) に正確に伝えるにはどうしたらよい?
A.通常の発注にもかなり専門的知識が必要なことがあり、印刷物の企画書を完璧に書く事は難しいと思います。
そこで、印刷物の目的、サンプルや大きさ、ページ数、部数、配布場所、カラーや写真の扱いなどの一般的な企画書と合わせて「環境配慮チェックシート(本編6ページの「エコ印刷チェックシート」や同2~3ページの「印刷物の環境配慮項目 目安シート」)に希望レベルをチェックしたものを発注先への説明の段階で渡し、それを踏まえて発注先から見積書の提示(記載)をしてもらいましょう。
併せて、同8ページの証明書(エコ印刷証明書)などの担保も求めると良いでしょう。
Q.発注先(企画デザイン会社や印刷会社)にこちらの要望事項を伝えるフォーマット はありますか?
A. 参考としてフォーマット(7ページ 印刷メディア企画書フォーマット)をご活用ください。
Q.発注先(企画デザイン会社や印刷会社)から情報提示を受ける場合のフォーマット はありますか?
A. 参考としてフォーマット(7ページ 印刷メディア企画書フォーマット、8ページ エコ印刷証明書)をご活用ください。